現在、タイのバンコクにおいて「6レッド ワールドチャンピオンシップ2012」が開催されています。
本大会には、昨年12月に日本で開催された「The Snooker Challenge(日本タイ親善試合)」で来日したノッポン・センカム選手(2009 IBSF 世界U21優勝)、タナワット・ティラポンパイブーン選手(2011 IBSF 世界U21優勝)が参戦しております。
ノッポン選手はグループG、タナワット選手はグループCで戦いを繰り広げています。
なんとノッポン選手は日本時間4日0時の時点で3勝1負でグループトップとなっております。
現地にJSAスタッフが飛んでおり、現地の状況を伝えて頂きました。
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夜八時から試合が開始されました。
マーク・ウィリアムvsピーター・エブドンその横ではノッポンvsリッキー・ウォルデン
二試合を交互にしかも最前列で観戦してきました。
マークとエブドンの試合は、さながら職人対決でした。
マークのショットは芸術です。流れるようなショット、繊細なタッチ、観ていて飽きません。
対するエブドンのショットはかなり独特です。しかし結構好みです。エブドンのキュー先は太くてチップはキノコ型、シャフトはメイプルでした。
試合はエブドンの些細なセイフティミスをマーク一気に取り切ってしまう展開に、恐るべし
最後のフレームではマークJスペシャルを2連発で見れて大満足でした。
結果はマークの快勝でした。
その横ではノッポン戦。リッキー相手にいきなり2フレーム連取。
このままいけるかと思いきや、3フレーム目でノッポンのまさかのインオフ。
そこから怒涛の取り切りでリッキー本領を発揮し始めます。
しかし…リッキーのショットは雑に見えるというか何というか。それでガンガン入るからスゴイ。相変わらずの舌を出してのショットは僕の中でポイントが高い。
結果はノッポンがリッキーを5-3で下しました!知り合いの快挙に非常に嬉しくなったのでありました。
無錫クラシックを優勝してるリッキーに勝つとは…スゴイことだと思います。
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多少でも現場の熱が伝わればと思います。
グループは以下の通りとなっています。
記載は日本時間7月4日0時時点のグループの順位となっています。
・グループA
Mark Selby
Dechawat Poomjaeng
Dominic Dale
Joe Perry
Shachar Ruberg
Andy Lee
・グループB
Rodney Goggins
Judd Trump
Barry Hawkins
Issara Kachaiwong
Nick Jennings
Mohamed Khairy
・グループC
Mark J Williams
Ken Doherty
Aditya Mehta
Thanawat Thirapongpaiboon
Peter Ebdon
Li Hang
・グループD
Hossein Vafaei Ayouri
James Wattana
Darren Morgan
Mark Davis
Stephen Maguire
Mohammed Ibrahim
・グループE
Thepchaiya Un-nooh
Pankaj Advani
Andrew Higginson
Shaun Murphy
Steve Davis
Ben Nunan
・グループF
Stuart Bingham
Stephen Lee
Jimmy White
Passakorn Suwannawat
Saleh Mohammad
Ben Judge
・グループG
Noppon Saengkham
Ricky Walden
Matthew Stevens
Tom Ford
Marcus Campbell
Krzysztof Wrobel
・グループH
Lee Walker
Marco Fu
Martin Gould
Graeme Dott
Panompai Powises
Zhang Anda