このたび行われる“第1回全日本6レッド・スヌーカー選手権”のルールについてお知らせします。
ルール(15レッドとの違い)は、下記の通りとなります。
なお6レッドは、まだ若いスポーツと言うこともあり、ルールが国際基準として定着しておりません。
今回のルールは、前回IBSF主催で行われた大会のルールを元にしています。
(不明な部分は協議の結果、JSAで判断しました)
しかし、先日タイでWSA主催で行われた大会では、通常の15レッドのルール(ボール・イン・ハンドなし)だったそうです。
そういった経緯をふまえて、今大会を含め今後よりよいルールを考察していけたらと思います。
また、不明な点はお問い合わせください。
よろしくお願いいたします。
・ルール(2012/7/13現在)
1. Delete the “Foul and a Miss” rule
1. ファール&ミスのルールは無し
2. After any foul:
2. ファールを犯した場合
(a) The Referee shall immediately state Foul,
Free-Table (only if snookers are not required as the result of the stroke).
(a)レフリーは直ちに「ファール」を宣言する。続いてそのファールの結果、得点差にスヌーカーが
必要ない場合には「フリーテーブル」を宣言する。
・プレーヤーA: ファール
・レフリー: 直ちに「ファール」の宣言、さらにプレーヤーBが得点差において
スヌーカーが必要なければ「フリーテーブル」のコール
ここで原文に無い解釈
プレーヤーAの残りの配置がスヌーカー状態であった場合、
レフリーはさらに「フリーボール」のコールを行う。
(b) The non-offender player has 3 options:
(i) Play from where the balls have come to rest
(ii) Ask the opponent to play again from where the balls have come to rest
(iii) Play the cue-ball from anywhere on the table,
except when snookers are required
(b)次のプレーヤーは下記3つ方法より選択する
(i) 現状の位置からそのままプレーを行う
(ii) 相手プレーヤーに現状の位置からもう一度撞くように依頼する(プレーアゲイン)
(iii)点差でスヌーカーが必要ない場合には、キューボールをテーブル上の好きな位置に
置いてプレーする(フリーテーブル)
原文に明記されていない解釈
・レフリーにより「フリーテーブル」の後に「フリーボール」のコールがされた場合
プレーヤーBが(b)の(i)の選択、すなわちキューボールの位置を現状のまま
撞く場合には当然、カラーボールをノミネートする。
プレーヤーBが「フリーテーブル」を選択した場合、すなわちボールインハンドで
キューボールの場所を変更した場合、レフリーが宣言した「フリーボール」は
消滅する。
但し、テーブルのいかなる場所からもボールオンがスヌーカー状態の場合には
レフリーは再度「フリーボール」を宣言する。
3. A player cannot snooker behind a nominated ball after potting a ball on.
3. ノミネートしたボールを使ってスヌーカーをかけることを禁止する
※故意のファールについて
1. Delete the “Foul and a Miss” rule
と明記されていることを考えると、故意のファールはOKということになります。
今回、IBSFルールで実施するということになりますので
故意のファールは可能です。
但し、当然のことながらマナーを逸脱した行為はNGです。
中にはマナーとは?と尋ねるプレーヤーもいると思いますが、
通常のプレーから逸脱した行為を故意に行なうこととでも言えばよいと思います。
マナーとはルール以前の問題です。
一応例に上げると、故意にキューボールを手で持つ、故意にキューチップ以外の部分で撞く、
戦略も何も無く、フレームを放棄したような乱雑なショットを行なうなどが挙げられます。
そのような行為があった場合、レフリーは注意若しくは警告をいたします。
繰り返されるようであれば、失格とすることができます。
以上よろしくお願いいたします。