スヌーカーで使用する「キュー」は、スヌーカー特有の繊細で正確なプレイに対応するよう設計された道具です。
標準的な長さは約57インチ(約145cm)で、細長い形状が特徴です。
シャフトの先端直径は約9~10mmと他のビリヤードキューよりも細く、小さいボール(直径52.5mm)に対して正確に力を伝えられるように設計されています。先端には「タップ」と呼ばれる革製の部分があり、ボールにスピンを与えるなど、ショットに多様性をもたらします。
素材には主にアッシュ材が使用され、軽量で適度な硬さとしなやかさを兼ね備えています。
一部ではメイプル材も用いられますが、アッシュ材がスヌーカーでは主流です。
さらに、スヌーカーキューは長さを調整できる延長シャフトが使用可能で、大きなテーブルでの遠距離ショットにも対応します。
デザインはシンプルで、伝統的な木目調が一般的です。
これらの特徴により、スヌーカー特有の戦略性と技術的要求に応えています。